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歯科と関係ある話
歯科のボツリヌス製剤
大濠矯正歯科クリニックでは、ボツリヌス製剤の注射を行っています。
「歯ぎしり」「食いしばり」から大事な歯を守るために咬む筋肉にボツリヌス製剤を注射し、筋肉を緩め様々なトラブルから歯を守ります。
この治療はこんな方におススメです
✅ 家族、友人から就寝時に歯ぎしりしているといわれたことがある方
✅ 朝、起きると顎が張っている方
✅ エラの張りが気になる方
✅ 顎関節症の方
✅ あごの梅干しジワが気になる方
✅ 歯の根元が削れている方
✅ 過度の食いしばりなどで肩こりや頭痛の症状のある方
ボツリヌス製剤とは?
ボツリヌストキシンから抽出されるたんぱく質の一種を注射し、過度な筋肉の緊張を和らげる治療です。
ボツリヌスタンパクは完全無毒化されているため、人体への影響はありません。
筋肉の緊張を和らげることによって、歯ぎしりや食いしばりの癖の改善を行うことができます。顎関節の負担も軽減されるため、顎関節症の改善にも効果的です。
歯科でボツリヌス製剤を受けるメリット
しわの改善など、美容外科で耳にすることが多いボツリヌス製剤ですが、お口周りの問題を改善するためには、咬み合わせや顎の関節など、口腔内の状態を考慮する必要があります。
当院では、診断・カウンセリング時に口腔内をチェックし、顎機能検査を行います。
矯正治療とボツリヌス製剤の併用で治療を効率化する
矯正治療では、通常、矯正装置を歯に装着し、咬み合わせの位置を正しくします。しかし、咬む筋肉(咀嚼筋)が硬く凝ってしまっている場合には歯の移動に時間がかかり、咬み合わせの位置の調節が難しく、治療期間が長くなってしまう可能性があります。
その場合には、ボツリヌス製剤を併用し、筋肉の緊張の緩和・咬む力のコントロールをすることによって、歯ぎしり・食いしばり、顎関節症を改善しながら矯正治療ができるようになります。
お口周りのシワの改善
お口周辺の筋力を低下させることにより、口元のほうれい線の緩和をはじめ、あごの梅干しジワをとることができます。
その他の副次的な効果
咬筋の緊張を緩和することにより、過度な食いしばりや歯ぎしりで生じている肩こり、頭痛改善、エラの縮小による小顔効果などが期待できます。
注意事項
・妊娠中または授乳中の方はできません。
・緑内障、慢性呼吸器疾患、筋肉の萎縮などの持病がある方は必ず事前にお伝えください。
・治療当日の飲酒や激しい運動、長湯など血流を良くすることは、内出血のリスクを増大させますので避けてください。